アニメーション
自動アニメーション
GeoGebraでは,自由数値(他のオブジェクトに依存しない数値)や角度だけでなく,オブジェクト(線分、直線、関数、曲線など)に制約された従属点も同時にアニメーションすることができる.自由数や角度を自動的にアニメーションするためには, グラフィックスビューでスライダーとして表示する必要がある.
GeoGebraで自由数値や角度,または従属点をアニメーションさせたい場合,その数値,角度,または点のコンテキストメニューから アニメーション オン を選択する必要がある.アニメーションを停止するには,同じコンテキストメニューで アニメーション オン のチェックを外す.
自由数値,角度,または従属点をアニメーションした後, グラフィックスビュー の左下隅にアニメーションボタンが現れる.これを使用して,アニメーションを 一時停止または 再開することができる. |
プロパティダイアログの スライダータブ でアニメーションの動作を変更できる:
アニメーションの 速度 をコントロールすることができる.
速度が1の場合,スライダーの区間を片道1回動くのに約10秒かかることを意味する. |
アニメーションのサイクルがどのように繰り返されるかを決めることができる:
- ⇔ 振動
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アニメーションのサイクルは,減少と増加を交互に繰り返す.
- ⇒ 増加
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スライダーの値は常に増加する.スライダーの値が最大値に達すると,最小値に戻り,アニメーションを続ける.
- ⇐ 減少
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スライダーの値は常に減少する.スライダーの値が最小値に達すると,最大値に戻り,アニメーションを続ける.
- ⇒ 増加 (1回)
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スライダーの値は常に増加する.スライダーの値が最大値に達すると,その値で停止し,アニメーションが終了する.
自動アニメーションが有効になっている間も,GeoGebraは全機能を維持する.これにより,アニメーションが再生されている最中でも,作図に変更を加えることが可能である. |
手動アニメーション
数値,角度,または点の位置を手動で連続して変更するには, 移動ツールを選択して,自由数値,角度,または従属点をクリックし,キーボードの+キー,–キー,または矢印キーを押す.これらのキーを押し続けることで,手動でアニメーションを生成することができる.
P = (2 t, t)のように点の座標が数 t に依存する場合,t を連続的に変化させると点は直線に沿って移動する.
このオブジェクトの プロパティダイアログ の スライダータブ でスライダーの増分を調整できる. |