ラベルと見出し
GeoGebra では,各オブジェクトに固有の ラベル がある.ラベルには,1つまたは複数の文字,場合によっては添え字を選択することができる.詳細はオブジェクトに名前をつける 項目を参照のこと.
ラベルの表示と非表示
グラフィックスビュー のオブジェクトのラベルは,」さまざまな方法で表示/非表示を切り替えることができる:
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[[ラベルの表示/非表示_ツール}}を選択し,ラベルを表示または非表示にしたいオブジェクトを選択する.
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目的のオブジェクトのコンテキストメニューを開き, ラベルの表示 を選択する.
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目的のオブジェクトの プロパティダイアログを開き,基本 タブの ラベルの表示 のチェックボックスにチェックをつける,または外す.
名前と値
GeoGebraでは,すべてのオブジェクトには一意の名前があり, グラフィックスビューでオブジェクトにラベルを付けるために使用できる.また,オブジェクトはその値や,名前と値を使用してラベル付けすることもできる.このラベル設定は, プロパティダイアログ の 基本 タブで変更可能で,ラベルを表示 のチェックボックスの隣にあるドロップダウンメニューから 名前,値,名前と値 の中から選択する.
点の値は座標であり,関数の値は方程式である. |
見出し
しかし,例えば正方形の4つの辺に同じラベル a を付けたい場合など,複数のオブジェクトに同じラベルを付けたいと思うことがある.このような場合,GeoGebraは上記の3つのラベルオプションに加えて,全てのオブジェクトに 見出し を設定できる. プロパティダイアログ の 基本 タブで,見出し というテキストフィールドに希望のキャプションを入力することで,オブジェクトの 見出し を設定できる.その後,ラベルの表示 チェックボックスの隣にあるドロップダウンメニューから,ラベルオプションとして 見出し を選択できる.
見出しには以下のプレースホルダを使用できる:
プレースホルダ | 意味 |
---|---|
%c |
隣接するスプレッドシート・セル(右側)の値. 動的ではない: F9または[.kcode]Ctrl + Rを押さない限り,更新されない. |
%v |
値 |
%n |
名前 |
%d |
説明 |
%f |
定義 |
%x |
x 座標 (または,直線 a x + b y + c = 0 の x の係数 a) |
%y |
y 座標 (または,直線 a x + b y + c = 0 の y の係数 b) |
%z |
z 座標 (または,直線 a x + b y + c = 0 の 定数項 c) |
A を座標が (1,2) の点とする.見出しを "点 %n の座標は %v "とすると,見出しは "点 A の座標は (1,2) "となる.
見出しの中のLaTex
また,見出し
にLaTeXを使用することができ,目的のLaTeXコマンドをドル記号で囲むだけで(例:$ x^{2} $
),ギリシャ文字や演算子を含む数式を自由に入力することが可能である.
きれいにフォーマットされた数学テキストを表示したい場合は,見出しに LaTeX を使用する.例えば,分数 \( \frac{a}{b}
\) を表示するには,見出しのテキストフィールドに次のように入力する: $\frac{a}{b}$
.