ExportImage コマンド

ExportImage( <プロパティ>, <値>, <プロパティ>, <値>, …​ )

現在アクティブなビュー(または "ビュー"パラメータで指定されたビュー)の画像をエクスポートする.

  • 以下の例にあるコマンド構文で使用される プロパティ は英語で入力する必要がある.

  • 画像として保存されるビューに関連する は以下の通り:

  • 1 は Menu view graphics.svg グラフィックスビュー

  • 2 は Menu view graphics2.svg グラフィックスビュー 2

  • -1 は Perspectives algebra 3Dgraphics.svg 空間図形ビュー

  • ExportImage("scale", 5)

現在のビューのポップアップを表示し,ユーザーが右クリック → 名前を付けて画像を保存…​ できるようにする.

  • ExportImage("filename", "image.png")

現在のビューを "image.png "というファイルで保存する.

  • ExportImage("filename", "image.png", "view", 2)

グラフィックスビュー 2を "image.png "というファイルで保存する.

  • ExportImage("filename", "image.png", "view", -1)

空間図形ビューを "image.png "というファイルで保存する.

  • ExportImage("filename", "image.png", "dpi", 300)

現在のビューを300dpi(ドット/インチ)で "image.png "というファイルに保存する.

  • ExportImage("filename", "image.png", "scale", 2)

現在のビューをスケール2(つまり通常の画面解像度の2倍)で "image.png"というファイルに保存する.

  • ExportImage("filename", "image.png", "scalecm", 2, "dpi", 600)

現在のビューを600dpiの解像度と1単位=2cmの縮尺で "image.png"というファイルに保存する.

  • ExportImage("filename", "image.png", "width", 1000)

現在のビューを幅=1000ピクセルで "image.png "というファイルに保存する.

  • ExportImage("filename", "image.png", "height", 1000)

現在のビューを高さ=1000ピクセルで "image.png "というファイルに保存する.

  • ExportImage("filename", "image.png", "transparent", true)

"image.png"という名前の透明なPNGファイルを保存する.

"transparent" プロパティを false に設定すると,背景画像も一緒に保存される.

  • ExportImage("filename", "image.svg", "type", "svg")

現在のビューをSVG形式の"image.svg"というファイル名で保存する.

  • ExportImage("filename", "image.gif", "type", "gif", "slider", a, "loop", true, "time", 200, "width", 400)

スライダー "a" を用いて制御される現在のビューのアニメーションGIFを,フレームごとに200msの間隔でループ保存する.ビューの幅とスライダーのステップ数は小さく保つようにする.

  • ExportImage("filename", "image.gif", "type", "gif", "view", -1, "rotate", 360°, "slider", a, "loop", true, "time", 200)

スライダー"a"によって制御される現在のビューのアニメーションGIFを,フレームごとに200msの間隔でループ保存し,アニメーション中にビューを360度回転させる.ビューのサイズとステップ数は小さく保つようにする.

  • ExportImage("type", "pdf", "filename", "test.pdf")

現在のビューの PDF を作成する (または,グラフィックスビュー2が開かれている場合は,2ページの PDF を作成する).

  • ExportImage("type", "pdf", "filename", "test.pdf", "slider", n)

各ページがスライダー "n" の1ステップに対応する,現在のビューの 複数ページ のPDFを作成する.

  • pic1 = ExportImage("view", 2, "corner", A, "corner2", B)

ビュー2のGeoGebra画像を作成し,A`とB`で定義された位置にそのビューを配置する.

  • GeoGebra Classic 5では,filename`パラメータが指定されていない場合,画像はクリップボードにコピーされる.Chromeブラウザでは,"clipboard", true`と設定することで,画像をクリップボードにコピーすることができる.

  • エクスポートをトリミングするには,トリミングする矩形を定義するために点`Export_1Export_2`を作成する.(これらはメニューからのエクスポートもトリミングする.例えば「ファイル」→「画像をエクスポート」

  • いくつかの構文はGeoGebra 5 Classicではサポートいない.

  • Chromeでは,"type", "webm" という実験的な構文を試すと,アニメーションGIFよりも速く,小さく書き出すことができる.

  • グラフィックスビューでモノクロ出力を得るには,"grayscale", true(PNG形式のみ)という構文を試すことができる.

  • 空間図形ビューでは,ビットマップ形式(例えばpngやgif)のみがサポートされている.GeoGebra Classic 5で高解像度の出力を得るには,次のコマンドを試すことができる:ExportImage("filename", "c:\Users\<username>\AppData\image.png", "view", -1, "width", 2000). ここで,<username>をWindowsのユーザー名に変更する.