FrequencyTable コマンド

FrequencyTable( <生データのリスト> )

リストの一意な要素をソートして最初の列に入れ,最初の列の値の出現回数を数えてたものを2番目の列に入れた表をテキストの形で返す.リスト は数値やテキストで作ることができる.

FrequencyTable( <累積の真偽値>, <生データのリスト> )

累積 = false の場合は,Frequency( <生データのリスト>) と同じ表を返す. 累積 = true の場合は,最初の列が FrequencyTable( <生データのリスト> ) のものと同じで,2列目が1列目の値の累積度数を含む表を返す.

FrequencyTable( <階級境界値のリスト>, <生データのリスト> )

区間(階級)を最初の列に入れ,最初の列の区間に含まれる 生データのリストの数を数えて2番目の列に入れたテーブルをテキストの形で返す.すべての区間は[a, b)の形であるが,最も高い区間だけは[a, b]の形である.

FrequencyTable( <累積の真偽値>, <階級境界値のリスト>, <生データのリスト> )

累積 = false の場合は, Frequency( <階級境界値のリスト>, <生データのリスト>) と同じ表を返す. 累積 = true の場合は, 最初の列が FrequencyTable( <生データのリスト> ) のものと同じで,2列目が1列目の値の累積度数を含む表を返す.

FrequencyTable( <階級境界値のリスト>, <生データのリスト>, <密度を用いる真偽値> , <密度スケール因子(オプション)> )

区間(階級)を最初の列に入れ,対応するHistogram コマンドの度数を2番目の列に入れたテーブルをテキストの形で返す. FrequencyTable( <累積の真偽値>, <階級境界値のリスト>, <生データのリスト>, <密度を用いる真偽値> ,

<密度スケール因子(オプション)> )

区間(階級)を最初の列に入れ,対応するHistogram コマンドの度数を2番目の列に入れたテーブルをテキストの形で返す.

FrequencyTable( <生データのリスト>,<密度スケール因子(オプション)> )

<生データのリスト> の一意な要素をソートして最初の列 に入れ,最初の列の値の出現回数に <密度スケール因子> を乗じた値を2番目の列 度数 に入れたテーブルをテキストの形で返す.リストは数値でもテキストでも作ることができる.

FrequencyTable({"red", "red", "green", "green", "blue"}, 5) を実行すると,次のような表を返す.最初の列 には blue, green, red(アルファベット順)が,2番目の列 度数 には 5, 10, 10 が入る.

FrequencyTable({1, 1, 1, 2, 2, 3, 3, 4, 5}, 2) を実行すると,次のような表を返す.最初の列 には 1, 2, 3, 4, 5 が、2 番目の列 度数 には 6, 4, 4, 2, 2 が入る.

リストでは1が3回現れるので,1の出現回数(=3)に <密度スケール因子> である2をかけると,2列目に6が入る.

類似のコマンド: Frequency コマンドHistogram コマンド参照. これらのコマンドに関する記事には,関連する例がいくつか掲載されている.