HyperGeometric コマンド

HyperGeometric( <母集団の大きさ>, <成功数>, <標本の大きさ>)

超幾何分布の棒グラフを返す.

パラメータ:

  • 母集団の大きさ:壺の中にあるボールの総数

  • 成功数:壺の中にある白いボールの数

  • 標本の大きさ:壷から抽出されるボールの数

壷から抽出されるボールの数を示す.

壺から無作為に非復元抽出を繰り返し行う。HyperGeometric(100, 50, 5) は、標本中の白球の数の確率分布を示す棒グラフを生成する。

HyperGeometric( <母集団の大きさ>, <成功数>, <標本の大きさ>, <累積の真偽値> )

累積の真偽値 = false なら,超幾何分布の棒グラフを返す. 累積の真偽値 = true なら,累積超幾何分布の棒グラフを返す. 最初の2つのパラメーターは上記と同じ,

HyperGeometric( <母集団の大きさ>, <成功数>, <標本の大きさ>, <変数値>, <累積の真偽値> )

Xを超幾何分布の確率変数とし,v をその変数値とする. 累積の真偽値 = false なら, P( X = v ) を返す. 累積の真偽値 = true なら, P( X ≤ v ) を返す. 最初の3つのパラメーターは上記と同じ,

10個のボールの中に2個の白いボールが入っている.この中から2個のボールを選び出す.ただし,取り出したボールは元に戻さないとき,

  • HyperGeometric(10, 2, 2, 0, false) は \(\frac{28}{45}\)を返す.これは,白いボールが0個の確率.

  • HyperGeometric(10, 2, 2, 1, false) は \(\frac{16}{45}\)を返す.これは,白いボールが1個の確率.

  • HyperGeometric(10, 2, 2, 2, false) は \(\frac{1}{45}\)を返す.これは,2つとも白いボールの確率.

  • HyperGeometric(10, 2, 2, 3, false)0を返す.これは,白いボールが3個の確率.

  • HyperGeometric(10, 2, 2, 0, true) は \(\frac{28}{45}\)を返す.これは,白いボールが0個以下の確率.

  • HyperGeometric(10, 2, 2, 1, true) は \(\frac{44}{45}\)を返す.これは,白いボールが1個以下の確率.

  • HyperGeometric(10, 2, 2, 2, true)1を返す.これは,白いボールが2個以下の確率.

  • HyperGeometric(10, 2, 2, 3, true)1を返す.これは,白いボールが3個以下の確率.

CAS での書式

Menu view cas.svg CASビュー では以下の書式のみ使用できる:

HyperGeometric( <母集団の大きさ>, <成功数>, <標本の大きさ>, <変数値>, <累積の真偽値> )

Xを超幾何分布の確率変数とし,v をその変数値とする. 累積の真偽値 = false なら, P( X = v ) を返す. 累積の真偽値 = true なら, P( X ≤ v ) を返す. 最初の3つのパラメーターは上記と同じ,