Max コマンド

Max( <リスト> )

リストの要素の最大値を返す.

Max({-2, 12, -23, 17, 15}) 出力: 17.

入力が数値以外のオブジェクトで構成されている場合,このコマンドはそれらのオブジェクトに関連する数値をの最大値.例えば線分のリストがある場合,Max(<リスト> ) コマンドは線分の最大長を返す.

Max( <区間> )

区間上限を返す.

Max(2 < x < 3) 出力: 3.

開区間でも閉区間でも同じように扱われる.

Max( <数値>, <数値> )

2つの数値の大きい方の数値を返す.

Max(12, 15) 出力: 15.

Max( <関数>, <xの開始値>, <xの終了値> )

与えられた区間における関数の区間での最大となる点を(数値的に)与える.関数は連続であり、区間内にただ1つの最大となる点を持つ(および区間で最小になる点を持たない)必要がある.

多項式の場合は Extremum コマンドを使用する.

Max(exp(x)x^2,-3,-1) 出力:点 (-2, 0.54134)

Max(<データのリスト>, <度数のリスト> )

データリストと対応する度数の最大値を返す.

Max({1, 2, 3, 4, 5}, {5, 3, 4, 2, 0}) 出力: 4,度数が0より大きい,リストの中で最も大きい数.

CAS での書式

Max( <関数>, <xの開始値>, <xの終了値> )

数式ビューの場合とは異なり,この書式は端点を含む区間での最大値を与える.

  • Max(x^2,-1,2) 出力:点 (2,4)

  • Max(-x^2,-1,2) 出力:点 (0,0)