PerpendicularVector コマンド

PerpendicularVector( <直線> )

直線に垂直なベクトル(法線ベクトル)(の1つ)を返す.

Line((1, 4), (5, -3)) を直線 j とする. PerpendicularVector(j) は,直線 j に垂直なベクトル u=(7, 4) を返す.

直線の方程式が ax + by = c とするとき,この直線に垂直なベクトルは (a, b)

PerpendicularVector( <線分> )

直線に垂直で大きさが線分の長さに等しいベクトル(の1つ)を返す.

Segment((3, 2), (14, 5)) を線分 k とする. PerpendicularVector(k) は,線分 k に垂直なベクトル u=(-3, 11) を返す.

PerpendicularVector( <ベクトル> )

与えられたベクトルに垂直なベクトル(の1つ)を返す.

Vector((-12, 8)) をベクトル u とする. PerpendicularVector(u) は,ベクトル uに垂直なベクトル v=(-8, -12) を返す.

垂直ベクトルの始点は,直線,線分,ベクトルが既にある点を使って定義されていればその点,そうでなければ (0,0) になる.

  • 点Aが (1, 4) ,点Bが (5,-3) の場合,Line(A, B) を直線 i とする. PerpendicularVector(i) の始点が A になる.

  • Line((1, 4), (5, -3)) を直線 j とする. PerpendicularVector(j) の始点は (0,0) になる.

Menu view cas.svg CASビュー では未定義の変数も利用できる.

PerpendicularVector((a, b)) 出力: {-b, a}.

PerpendicularVector( <平面> )

与えれられた平面に直交して,始点を (0, 0, 0) とするベクトルを返す.

PerpendicularVector(xOyPlane) は,xy平面に垂直なベクトル u=(0, 0, 1) を返す.

こちらも参照: UnitPerpendicularVector コマンド