TableText コマンド

TableText( <リスト>, <リスト>, …​ )

リストオブジェクトをもとに,それらを含む表をテキスト形式で作成する.

  • TableText({x^2, 4}, {x^3, 8}, {x^4, 16}) は,3行2列のテキスト・オブジェクトとして表を作成する.表のすべての項目は左揃えである.

  • TableText(Sequence(i^2, i, 1, 10)) は,1行のテキスト・オブジェクトとして表を作成する.表のすべての項目は左揃えである.

デフォルトでは,各リストは表の各行に表示される.

TableText( <リスト>, <リスト>, …​, <テキストの揃え> )

リストオブジェクトをもとに,それらを含む表をテキスト形式で作成する.オプションテキスト, テキストの揃え は,表テキストの向きと配置,および小数値の区切りの配置を制御する.

指定可能な値は "vl", "vc", "vr", "v", "h", "hl", "hc", "hr" と ".", "%" .デフォルトの値は "hl".

  • "v" = vertical(垂直),すなわちリストは列になる.

  • "h" = horizontal(水平),すなわちリストは行になる.

  • "l" = left(左揃え)

  • "r" = right(右揃え)

  • "c" = centered(中央揃え)

  • "." = 小数点揃え

  • "a" = "." のように表示されるが,ゼロパディングも含めて表示される.

  • "%" = パーセンテージに変換し,小数点を揃える.

  • "p" = "%" のように表示されるが,ゼロパディングも含めて表示される.

  • TableText({1, 2, 3, 4}, {1, 4, 9, 16}, "v") は,4行2列のテキストを作成し,その項目は左揃えになる.

  • TableText({1, 2, 3, 4}, {1, 4, 9, 16}, "h") は,2行4列のテキストを作成し,その項目は左揃えになる.

  • TableText({11.2, 123.1, 32423.9, "234.0"}, "vr") は,要素を右揃えにした1列のテキストを作成する.

  • TableText({A1:A10, B1:B10, C1:C10}, "vl") は,与えられた スプレッドシート のセル内のオブジェクトを項目(左揃え)とする3列のテキストを作成する.

  • TableText({{2011.56, 2, 3.7, 4}, {1, 4.2, 9, 16.365}}, "v.") は,項目が小数点で揃えられたテキスト TabPtDec.png を作成する.

  • TableText({{2011.56, 2, 3.7, 4}, {1, 4.2, 9, 16.365}}, "v%") は,項目がパーセンテージに変換され,小数点で揃えられたテキスト TableuPourCent.png を作成する.

TableText( <リスト>, <リスト>, …​, <テキストの揃え>, <セル幅の最小値>)

与えられたテキストの揃えとセル幅(ピクセル)で,リストオブジェクトをもとに,それらを含む表をテキスト形式で作成する.

  • TableText({x², 4}, {x³, 8}, {x⁴, 16}, "c", 50) は,3行2列の表を作成する.表の項目は中央に配置され,セル幅は 50 px である.

TableText( <リスト>, <リスト>, …​, <テキストの揃え>, <セル幅の最小値>, <セルの高さの最小値>)

与えられたテキストの揃えとセルの幅と高さ(ピクセル)で,リストオブジェクトをもとに,それらを含む表をテキスト形式で作成する.

  • TableText({{"left", "center", "right"}, {"l", "c", "r"}}, "|_lcr", 45, 80) は,2行3列の表を作成する.表の項目はすべて異なる配置になっている.表の各セルは幅45px,高さ80pxになる.

表テキストの さは,フォントサイズの設定に依存する.

以下のものを挿入することも可能である:

  • 次の記号 ||||, ||, {}, [], () を使用して,さまざまな種類の括弧を表す.

  • 記号 _ を使って行を区切る.

  • 記号 | を使って列を区切る.

  • 色の違い

  • TableText({1, 2}, {3, 4}, "c()") は,テキスト\(\begin{pmatrix}{} 1 & 2 \\ 3 & 4 \\ \end{pmatrix} \) を作成する.

  • TableText({1, 2}, {3, 4}, "c|_") は,テキスト TabellaTesto.png を作成する.

  • TableText({1, 2}, {3, 4}, "||") は,テキスト \( \begin{vmatrix}{} 1 & 2 \\ 3 & 4 \\ \end{vmatrix} \) を作成する.

  • TableText({1, 2}, {3, 4}, "||||") は,テキスト \(\begin{Vmatrix}{} 1 & 2 \\ 3 & 4 \\ \end{Vmatrix} \) を作成する.

  • TableText({{"2x+3y=5","5x+8y=12"}},"{v") は,テキスト \( \left\{\begin{matrix} 2x+3y=5\\ 5x+8y=12 \end{matrix}\right.\) を作成する.

  • TableText({{1, 2, 3, 4}, {1, 2, 3, 4}, {1, 2, 3, 4}, {1, 2, 3, 4}, {1, 2, 3, 4}}, "-/|_v") は,外枠はあるが,セルを分ける内部の線がない表を作成する.

  • TableText({{1, 2, 3, 4}, {1, 2, 3, 4}, {1, 2, 3, 4}, {1, 2, 3, 4}, {1, 2, 3, 4}}, "|11001 _110001 h") は,外枠と,最初の列の右側及び最初の行の下に1本の区切り線を持つ表を作成する. 書式における値1は,数値間に区切り線が存在することを意味し,値0は区切り線や枠線がないことを意味する.

  • TableText({{"\blue{0, 1, 2, 3, 4}", "\red{4, 3, 2, 1, 0}"}}, "v") は,1行目のオブジェクトを青で,2行目のオブジェクトを赤で着色した表を作成する.

TableText オブジェクトのスタイルバー では,オブジェクトの外観,背景色,テキスト色,テキストスタイルをカスタマイズできる.