真偽値

GeoGebraでは,真偽値 truefalse を使用できる.入力バーに a = trueb = false と入力し,Enter キーを押すだけである.真偽値を用いることで,例えばオブジェクトの条件付き表示を定義することが可能である.

チェックボックスと矢印キー

自由な真偽値は,Menu view graphics.svg グラフィックスビュー でチェックボックスとして表示される(チェックボックスツールを参照).Menu view algebra.svg 数式ビュー で真偽値を選択した後,矢印キーを使って真偽値の値を変更することができる(マニュアルアニメーションを参照).

真偽値を数値(0または1)のように使用することもできる.これにより,チェックボックスをアニメーションスライダーの動的速度として利用し,アニメーションを開始または停止させることが可能である.この場合,アニメーションボタンは,静的(つまり動的でない)速度を持つアニメーションスライダーが存在する時のみ Menu view graphics.svg グラフィックスビュー に表示される.

演算

GeoGebraの真偽値と条件に対して,入力バーの隣にあるリストから選択するか,キーボードを使用して入力することで,以下の演算を使用できる:

演算 リスト キーボード オブジェクトのタイプ

等しい

==

a ≟ b or a == b

数値, 点, 直線, 円錐曲線, 関数 (CAS必要), 平面, a, b

等しくない

!=

a ≠ b or a != b

数値, 点, 直線, 円錐曲線, 関数 (CAS必要), 平面, a, b

より小さい

<

a < b

数値 a, b

より大きい

>

a > b

数値 a, b

以下

a ≤ b or a ⇐ b

数値 a, b

以上

>=

a ≥ b or a >= b

数値 a, b

かつ

&&

a ∧ b または a && b

真偽値 a, b

または

a ∨ b または a

b

真偽値 a, b

否定

¬

!

¬a または !a

真偽値 a

排他的論理和

Alt+

a ⊕ b

真偽値 a, b

含意

a → b

真偽値 a, b

平行

a ∥ b

直線 a, b

垂直

a ⊥ b

直線 a, b

含まれる

a ∈ list1

数値 a, 数値のリスト list1

部分集合

list1 ⊆ list2

リスト list1 と list2

真部分集合